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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

BBCセッション

『BBCセッション 1995~1998』
今でこそ札幌で、ジャズのセッションをやっている所はいっぱいあるが、1995年当時セッションをやっている所は『ZippyHall』しか無かった(各大学のジャズ研の部室は除く)。Zippyのセッションは高田pさんを中心に池野ts、島竹ds、岡本広g、田中朋子p、南山雅樹p、秋田祐二b、佐藤岳大g、西条史宣tb(現アガルタ!)等々の面々で初心者にとっては、かなり敷居の高いセッションに思えた。初心者でも気軽に参加出来るテキトウなセッションをやりたいと思っていた。当時、『札幌ジャズ・パルス』というジャズ愛好会に入っていたので、そこの例会の場所『BBC』のマスターに相談したところ日曜の昼に店を解放してくれるという事になった。完全に手作りのセッションだったので、ドラム・セット、キーボード等も参加者の協力で店に運び、セッション参加者から参加料500円を徴収して、そのお金でアンプ等を買っていった(アンプ3台、シールド10本等)。参加者も次第に多くなり毎年12月は残った参加料で忘年会をやったりした。この『BBC』のマスター佐山一雅は名物マスターで数々の伝説をもつが、そのほとんどが酒の上での失敗なのでセッションにはあまり関係ないので、あえて書かないが、セッションの終わり頃には既にできあがっていて『ブルースをやります!ブルース』と愛用のテレ・キャスターをガンガン椅子にぶつけながら弾き倒していた。『アガルタ通信』のメンバーで『BBCセッション』に参加経験のないメンバーは西条tbと瀬尾bだけだ。あとは全員セッションに参加してくれていた(元メンバーも含む)。反対に言うと『BBCセッション』から『アガルタ通信』のメンバーを選んだともいえる。『小池豊三商店』の三輪ds、池田gなんかは、ほぼ皆勤賞で来てくれていた。西村tpが山田gを連れてきてくれたのも『BBCセッション』だし、佐藤岳大gが秋田祐二bを連れてきてくれたのも『BBCセッション』だ。今の札幌ジャズの人脈を作ってくれたのが『BBCセッション』だった訳だ。今書くとビックリする様な人も来てくれていた。奥野義典as、蓮川享士ds、佐藤洋祐(当時tp)谷口純子p、床雅夫(知ってる人だけ大爆笑)。一回、濱g、池田伊陽g、奥野義典as、中村健b、蓮川享士dsというメンバーでセッションをしたときは俺、夢じゃないかと思ったぜ。勿論、大学のジャズ研の連中も来たが、社会人の参加者が多かったのも『BBC』の特徴だった。ホントの初心者も気軽に来てくれた。なんせテキトウがモットーだったからね。『ジャズ・ライフ』誌に参加者募集の告知を定期的に出したていたら必ず反応があった。ホントに色々な人が来てくれた(高校生から50代の人まで)。『BBC』も営業的な事を度外視して協力してくれたのも助かった。見学者にも強制的に飲物を売りつけなっかたので無料でセッションを聞くだけの人も多かったし。参加者も毎月500円積み立てて12月に忘年会をするのを楽しみにしてた奴もいるほどだった(俺のこと)。残念ながら1998年には『BBC』の閉店で終止符をうつが、そのころには『ジェリコ』でセッションが始まっていたし、セッション参加メンバーもセッション出来る所が別にあったので役割は終わった感じだった。それから『アガルタ通信』のメンバー探しがはじまったのである。


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